2016年12月15日木曜日

浮かぶ光

先日は 
「tamatogi」に 
たくさんのご来場をありがとうございました! 


いや~ 
久しぶりの開催でしたが 
共同主宰のユーリさんも仰っていたとおり 
やっぱりオープンマイクは面白いですねえ 

自意識と無意識の狭間に漂っている 
個人の尊厳というものが 
時にダイナミックに 
時に繊細に 
他者と影響し合って 
その瞬間だけの 
言葉の響きが紡がれていく 

”誰が面白かった”とか 
”自分が一番受けた”とか 
”愛されたい”とか 
そういった自己表現の殻を破り 
この夜だけの”あ、生きてる” 
がバラバラに溢れていて 
たまらなく呼吸を味わっておりました 


tamatogiはまた 
タイミングを見てかならずやりますからね 
一期一会の宴をお楽しみに☆ 

そんなtamatogiを 
初めて開催した2004年頃のことを 
まもなく発行されるZINE「PEPERDRIVE #9」での 
連例自伝エッセイ「詩人失格」に書きました 

「PAPERDRIVE #9」 
https://twitter.com/PAPERDRIVEnews?lang=ja 


関西方面の方は 
リンク先からゲットしてくださいね 
また桑原滝弥・関連イベント会場でも配布いたします 

まずは今週末の 
下記イベントから 
どこよりも早く放出開始っ  

12/17(土)19:00~ 
トークショー「メオトパンドラ発売記念」 
京都・河原町丸太町 誠光社 
http://www.seikosha-books.com/ 

12/18(日)13:30~ 
トークショー「メオトパンドラ発売記念」 
滋賀・彦根 半月舎 
https://www.facebook.com/hangetsusha/ 

12/18(日)19:00~ 
ライヴ「孤高の詩人が詩をここう」 
滋賀・長浜 川崎や 
http://kawasakiya.web.fc2.com/ 

※各イベント詳細は過去ブログをご参照ください。



どんな時代の 
どんな季節の 
どんな生命も 
やがて溶け入って 

輝きますように∞ 



* 



 最後のステージは、大阪・新今宮の複合施設、フェスティバルゲート内で上田假奈代ちゃんが運営していたcocoroomでのイベントでした。出番直前まで近くの喫茶店で遺書代わりの詩を書きなぐり、そのままの勢いで客前に飛び出しました。これですべてが終わる。楽になれるんだ。リンネちゃん、そして、これまでこんな自分を愛してくれたすべての人たち、ごめんなさい。ありがとう。さようなら・・・ 
 気が付いたら、客席が異様に盛り上がっていました。そして自分自身も、これまでにない感覚で詩を叫んでいました。それは孤独で自由なやさしい光になったような境地でした。観客はさらに盛り上がり、彼ら一人一人の笑い声や歓声が、まるで自分に対して”生きよ”と命じているかのように感じられました。 
【詩人失格~第九回・浮かぶ光~ より】