2017年5月1日月曜日

それぞれの俊読へ

昨夜は「俊読 2017」へ 
たくさんのご来場 
誠にありがとうございました! 

有料入場者数108名様 
超満員札止めのお客様の前で 
今回も賑々しく開催できたこと 
心より幸せに感じております 



出演者の皆さんの血の通ったアクト 
普段それぞれのフィールドで活躍されている方々が 
谷川俊太郎作品に真摯に取り組んでくれている様は 
やはり胸に迫るものがありました 

もりさん 
吉田和史さん 
西田夏奈子さん 
カワグチタケシさん 
石原ユキオさん 
猫道(猫道一家)さん 
文月悠光さん 

今回の俊読を踏まえて 
お一人お一人が 
これからの表現の場で 
何を見せてくれるのか 
とっても目が離せません 



また 
当日サプライズゲストとして 
大阪から駆けつけてくれた 

上田假奈代さん 

釜ヶ崎で十数年 
表現の場をつくりつづけてきた 
彼女の発案で生まれた 
谷川俊太郎作「路上」 

掛け合いでいっしょに朗読させてもらったことは 
今後の自分の大きな 
生命のバネとなっていく気がしています 



そして 
この日も 
暴走しながら 
素っ気なく 
どこまでも優しかった 

谷川俊太郎さん 

作品の鋭さ 
声の柔らかさ 
立ち方の自由さ 

大きくて 
小さくて 
あたりまえの誠実さ 

”いま”という時代に 
俊太郎さんの詩がまた 
新たな意味やひびきを持って 
広がっていく 
浸透していく 

言葉のすばらしさ 
こわさ 
希望 

詩人のあり方を 
改めて実感せてもらいました 



もちろん 
このようなイベントができたことは 
出演者だけの力ではありません 

影の力で支えてくださった 
PAのアサコさん 
照明の三浦さん 
舞台の小針丈幸 
受付のかほり、堤美樹さん 
クロコダイルのスタッフのみなさん 

五十年前の中学生のときに集めていた 
俊太郎さんの詩のスクラップブックを貸してくださった 
クロコダイルのボス・西さん 
(急遽その中から俊太郎さんが朗読してくれました!) 

プチサプライズで登場した 
妻の講談師・神田京子と、我が息子 

何よりも 
さまざま表現を受け止め 
空気に乗せて返し 
いっしょにこの夜だけの 
詩を生み出してくれた 
ひとりひとりのお客様 



ステージで 
俊太郎さんもおっしゃっていましたが 
”これまでで一番、詩がひびいていた” 
そんな俊読となりました 

気まぐれ詩人の 
オイラのおもいつきに付き合ってくださった 
すべての皆様に 
御礼申し上げます 

ほんとうにありがとうございます 



ラストに俊太郎さんが 
「わかんない」 
とおっしゃっていましたが 笑 

俊読、まだまだつづきますよ! 



その日まで 
それぞれの俊読を 
ひびかせて生きましょう∞ 



詩人類 
桑原滝弥 拝 




* 



2017年4月30日(日)クロコダイル 
「俊読 2017」セットリスト 

☆=谷川俊太郎作品 
★=各出演者オリジナル作品 
◇=他カヴァー作品 
☆★=リミックス作品 



もり 
☆ラジオ 
☆十円玉 
★森 
☆エピグラフ 


吉田和史 
☆TAKESHIのたかをくくろうか 
★愚か者の黄金 
☆六十二のソネット 朝2 
★絵具 


西田夏奈子 
☆昨日 
☆ほんの少し 海辺の部屋で女が思ったこと 
☆頼み 
☆接吻 
☆昨日 


カワグチタケシ 
◇頬を薔薇色に輝かせて(田村隆一) 
☆ニューヨークの東二十八丁目十四番地で書いた詩 
★声 
☆六十二のソネット 59 
◇音無姫(岸田衿子) 
☆星 


石原ユキオ 
☆おばあちゃん 
★俳句四句 
★祖母のパイナップルジュース 


猫道(猫道一家) 
☆★朝のリレーの終わり 
 (朝のリレー) 
 (最後の夕焼け) 
★夜のリレー 
☆★お話が書けなかった作者の話 
 (テルのお話の話) 


桑原滝弥 
☆傘寿を祝う 
★生き際について 
☆路上 
 ※上田假奈代との掛け合い朗読 


文月悠光 
☆二人 
☆おやおや 
☆旅7 
☆未生 
★わたしは光 
★ばらの花 
★みなしごの惑星 
★ロンド 


谷川俊太郎 
☆これでいいのか 
☆おれという化け物 
☆不文律 
☆商売 
☆金 
☆平和 
☆歩いているだけ 




* 



【次回詩人類企画】 

10月22日(日) 
六本木・新世界 

「tamatogi 2017」 
~秋の詩のオープンマイク祭り~ 

開催決定!!! 



「桑原滝弥情報ブログ」 
http://shijinrui.blogspot.jp/ 
にて詳細近日発表~